![たまけもの](https://i0.wp.com/tamakemono.com/wp-content/uploads/2021/02/profu2.jpg?w=1256&ssl=1)
こんにちは、TAMAKEMONO(たまけもの)です。
今回の記事はトリプルネガティブ乳がんの闘病ブログの③です。
同じような境遇にある方にとって少しでも参考や励みになればと思い、この記録を残すことにしました。
①トリプルネガティブ乳がん発覚・検査編はこちら⇩
②抗がん剤前の手術・抗がん剤治療スタート(パクリタキセル・カルボプラチン)はこちら⇩
![トリネガ乳がん 抗がん剤後編](https://i0.wp.com/tamakemono.com/wp-content/uploads/2025/02/%E3%81%9F%E3%81%AC%E3%81%8D%E6%B2%B9%E6%80%A7%E3%83%9E%E3%82%B7_%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E3%82%B3%E3%83%92_%E3%83%BC.png?resize=1024%2C576&ssl=1)
抗がん剤治療
前回は週一ペースで抗がん剤で、次は三週に一回なので少しマシかな?と思っていましたが、大量の抗がん剤で既に身体が副作用でまくりの状態なので甘くなかったです…そりゃどんどんやられていきますよね😢
使用した抗がん剤
DNAに結合:DNAに作用してがん細胞の増殖を抑える
抗がん作用:がん細胞のDNAに結合し、複製を阻害して細胞分裂を止める
フリーラジカルを発生させ、がん細胞を傷つける
代表的な副作用
骨髄抑制(白血球・赤血球・血小板の減少) → 感染症・貧血・出血のリスク増加
心毒性 → 長期使用で心機能低下の可能性
吐き気・嘔吐
脱毛
口内炎
DNAを架橋:DNAの構造を変えてがん細胞の分裂を阻害、免疫抑制作用もあり、自己免疫疾患の治療にも用いられる
抗がん作用:DNAを架橋し、がん細胞の複製を阻害
がん細胞が増殖できなくなり、アポトーシス(細胞死)を誘導
代表的な副作用
骨髄抑制(感染症・貧血・出血のリスク増加)
出血性膀胱炎(尿量を増やすことで予防可能)
吐き気・嘔吐
脱毛
倦怠感
エンドビシンはアレルギー反応がでました。
耳鳴りの後に耳・胸回りが痒くなり赤いポツポツ(膨隆疹ぼうりゅうしん)が…。
![イヤ 猫](https://i0.wp.com/tamakemono.com/wp-content/uploads/2024/12/%E3%82%A4.png.png?resize=1024%2C1024&ssl=1)
そんな叫びも虚しく、続行になりました😢
ちなみにエンドビシンは真っ赤な液体でした。
他は記憶が正しければ透明だった気が…なので余計にエンドビシンは記憶に残っております。
免疫系
キイトルーダ(ペムブロリズマブ)は、免疫チェックポイント阻害薬の一つで、がんの治療に使われます。特に、がん細胞が免疫システムの攻撃を逃れるのを防ぐ役割を果たします。キイトルーダは、がん細胞の表面にある「PD-1」という分子をターゲットにして、免疫細胞であるT細胞ががん細胞を攻撃できるように助けます。
・がん細胞の成長を抑える
・免疫システムを活性化して、がんと戦う力を高める
代表的な副作用
血液系の副作用:白血球、赤血球、血小板の減少(血液中の細胞が減少し、感染症や貧血、出血のリスクが高くなることがあります)。
吐き気や嘔吐:化学療法の一般的な副作用として、カルボプラチンでも見られます。
倦怠感:体がだるく、疲れやすくなることがあります。
腎臓への影響:カルボプラチンは腎臓に負担をかけることがあり、腎機能をチェックすることが重要です。
アレルギー反応:まれにアレルギー反応(発疹や呼吸困難など)が起こることがあります。
・抗がん剤による白血球(特に好中球)の減少を防ぐ薬
・免疫力を高め、感染症のリスクを減らす
代表的な副作用
骨痛・関節痛・筋肉痛(白血球を増やす際に骨が刺激されるため)
倦怠感
発熱
注射部位の痛み・腫れ
![ジーラスタ イラスト](https://i0.wp.com/tamakemono.com/wp-content/uploads/2025/02/27.png.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
抗がん剤を全部終えた後に、このジーラスタ注射を下腹に刺してもらいます。リュープリン注射(闘病記②で紹介した生理を止める注射)の副作用で下腹もしこりみたいなのが出来ていて痛かったので、その逆側に…。ダブルで痛いので服がすれないようにボトムスは腰履き必須でした。
このジーラスタ、光がチカチカしてるので時限爆弾と呼んでいました。(ちなみに赤の点滅はトラブル発生。一回も赤点滅しなくてよかったです💦)
びっくりなのは、このジーラスタをお腹に刺しっぱなしで丸一日(!)を過ごし、さらに自分で針を抜きます。
怖いし妙に力むからか、針を引っこ抜くのも痛い…無心で抜く方がいいのですが…そんなことは実際には難しく手こずりました💦
そして最悪なのは…
痛みの副作用です。ジーラスタを抜いた夜くらいから副作用の骨の痛みが始まり、次の日がピーク。翌々日くらいまでは痛みが続きます😢看護師さんからも痛いと聞いていて、他の闘病患者さんの記事などでも『激しい腰痛』と書かれていたので、腰痛がくる…!
とドキドキしていましたが、顎から上半身にかけての激痛でした😨
![ジーラスタ 痛い](https://i0.wp.com/tamakemono.com/wp-content/uploads/2025/02/%E3%81%A8_%E3%81%93%E3%81%A6_%E7%99%BD%E8%A1%80%E7%90%83.jpg?resize=1024%2C576&ssl=1)
副作用対策
『今回の抗がん剤は手足のしびれの副作用が出ないからしなくてもいいよ』と言われていましたが、念には念でやっておりました。
手足のしびれ対策は闘病記②で詳しく紹介しております⇩
今回の抗がん剤の副作用は吐き気がひどいそうで、吐き気止めをいただいたのですが、3種ほどことごとくアレルギー反応が出てしまいました😨
顔や口が動かしにくい、腫れて呂律が回りにくい。ので吐き気止めは一番弱いやつしか飲めなかったです。ついてない…💧
吐き気や口の中が気持ち悪くなったときに助けられたのが【アズレンEうがい薬】でした⇩
妹が色々調べてくれてこれがいいと見つけてきてくれました。ありがとう😢
紫色の液体に最初ビックリしましたが、気にいってリピートして現在2個目に突入しております!✨
抗がん剤治療時に『う…。気持ち悪い。』と思った時にこちらでうがいをして、しばらくすると落ち着いていました…不思議。
そして『なんか喉が痛いぞ…?』と思ったときに、またまたこちらでうがいをすると喉痛が落ち着きます😲なので風邪防止で喉が痛くなった時に最近は使用しております。
3週1投与の13~16回の奮闘記録
13回目
・倦怠感
・息苦しさ息切れ
・むくみ
・骨の痛み
・ゲップ
・胃痛
・鼻血
・味覚障害
前半は倦怠感がすごく、起きててもただ座っているだけ…でした。
むくみがすごく、目が開かないくらいに顔とまぶたがパンパン。
家の階段を登る時にも息切れがするようになりました。
毎日鼻血出てましたが投与した一週間後くらいの夜中に1時間も鼻血が止まらず焦りました。
検索した鼻血の止め方を色々試しても止まらない。そして20分以上の鼻血は非常に危険と出てくるので救急車を呼ぶか悩みました。
鼻血で救急車呼ぶの恥ずかしいなぁと愛犬ボンドとフトアゴのレオンちゃんにどうしようと語りかけてました…二人とも返事はしないですが寄り添ってくれてました(><)
止まった時は心底ホッとし喜び合いました。
![ボンド](https://i0.wp.com/tamakemono.com/wp-content/uploads/2021/05/imagebon.jpeg?w=1256&ssl=1)
初の救急車にならなくて本当に良かったねー!
![レオン](https://i0.wp.com/tamakemono.com/wp-content/uploads/2021/02/image0-5.jpeg?w=1256&ssl=1)
夜中にびっくりしたよー!
目が覚めちゃった。
14回目
・結膜炎
・倦怠感
・息苦しさ息切れ
・むくみ
・骨の痛み
・ゲップ
・胃痛
・膀胱痛
・鼻血
・味覚障害
免疫力の低下もあって結膜炎になりました。子供の時以来では…?
用をたすと、膀胱に痛みも走るようになったのもこの頃です。抗がん剤やめたら治りました。
味覚障害に加えて、炭酸系がダメになりました。飲むと『ジュワー』の音が聞こえ、喉下の胸あたりが激痛💦
前回の抗がん剤から気管支あたりが痛くなり、ジーラスタで更に別の痛みが加わり、新たな抗がん剤にやられたのでしょう…命の水だったコーラが飲めなくなったのはきつかったです。
オレンジやパインジュースやカルピスを飲んでしのぎました。
15回目
・倦怠感
・息苦しさ息切れ
・むくみ
・骨の痛み
・胃痛
・膀胱痛
・味覚障害
白血球が4500まで回復✨
毎日出てた鼻血が出なくなりました。
このあたりからスキンヘッドになっていた頭に光が…本当に光です。産毛に電気のライトが当たって光ってて気付きましたから(^^;)
産毛がびっしり。白?なのでまさか全部白髪で生えてくるんちゃうやろな?!と心配しましたが、気付いたときには黒々に変わってました。
16回目
・倦怠感
・息苦しさ息切れ
・骨の痛み
・膀胱痛
・味覚障害
これでラストだーーーー!
息苦しさや気管支が痛いのは以前の抗がん剤からで…抗がん剤やめて約10ヶ月経った今でもまだ本調子ではないですね😢
しかし顎から上半身の骨の痛みとはおさらば!
膀胱痛も三週目くらいにはなくなりました、味覚障害も手術するころ(約1ヶ月後)には回復しました。
炭酸系をまた飲めるようになったのは手術後しばらくなので2ヶ月後くらいにチャレンジした気がします。
もう抗がん剤治療をしなくていい喜びでいっぱいだった記憶だった気がします。
あとがき
この抗がん剤の期間はパクリタキセル・カルボプラチンのときより短かったです。それでも朝一から午後3時くらいまではかかりましたが(><;)
エンドピシンの投与時間が15分でエンドキサンの投与時間は30分でした。パクリタキセルは1時間投与だったので、二つ合わせてもパクリタキセルの方が長かったんやなと、日記やLineを見返して思い出しておりました。
次の闘病記④では、手術と放射線の記事を書こうと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
同じように闘病されている方や、これから治療を始める方々に、「あなたは一人じゃないよ」という気持ちが少しでもこのブログから届けば嬉しいです。皆さんが少しでも穏やかな時間を過ごせるよう心から願っています。
![ボストンテリア 笑顔](https://i0.wp.com/tamakemono.com/wp-content/uploads/2025/02/%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AB%E5%B9%B8%E3%81%9B%E3%81%8B_%E8%A8%AA%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%99%E3%82%88%E3%81%86%E3%81%AB%EF%BC%81.jpg?resize=873%2C720&ssl=1)
しんどい時は身体をゆっくり休めてあげてください。痛みで途中起きないように…。とお医者さんから睡眠薬をもらっていました。
食べる楽しみが奪われていたのもあり、睡眠が回復薬でもありました。
最後になりましたが、毎日のように連絡をくれて支えてくれた友人や家族には感謝の気持ちでいっぱいです。
やりとりしていたLINEでその時の状況を思い出せてブログに記録することもできました。
高価なアールワンをMONMONママが届けてくれていたのもあり、風邪をひいたのも一回で済んだのかもしれません。
本当に有難う御座いました。
以上、『エピルビシン&エンドキサン開始!白血球を増やすジーラスタも使用|トリプルネガティブ乳がん闘病記#3』でした!
このブログは普段、ボストンテリア犬のボンド、フトアゴヒゲトカゲのレオン、そして時々スコティッシュフォールドのミカエルとのんびりと暮らしている日常や、YouTubeでのVlog活動についても綴る雑記ブログです。
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