【トリネガ乳がん】手術と放射線が終わった後にも副作用?!リアル闘病記録

トリネガ乳がん闘病記5のサムネ お役立ち
たまけもの
たまけもの

こんにちは、TAMAKEMONO(たまけもの)です。

手術と放射線が終わったので、もうあとは回復するだけ…そう思って油断していました。
でも、まさかここからまた副作用の追い打ちが来るなんて。しかも長引くものばかり。

今では治療開始から1年半が経過し、トリネガ1年生としてこうしてブログを書けるほどにはなりました。
これからトリプルネガティブ乳がんと向き合う方、そのご家族や友人の方にとって、少しでも参考になればと思い、リアルな体験をお届けします。

今回は闘病ブログの⑤です。
ブログの最後に①~④のまとめも載せております。

トリネガ乳がん闘病記5のサムネ

キイトルーダの再登場

手術終わって、放射線治療が始まるぞという頃に担当医からの一言。

担当医
担当医

キイトルーダを3週間に1回、
合計9回やります。

たまけもの
たまけもの

はい?!

もうびっくりです。あの抗がん剤治療の部屋にまた戻るなんて!
投薬時間は30分程度ですが、9回=約9ヶ月。
まだ9ヶ月も病院通いなんて…
しかもまたあの抗がん剤治療の部屋の空気感か…と思うと正直気が重かったです。

しかも、平日は毎日他の病院に放射線を受けに通わないといけないのに。
できれば放射線が終わってからにしてほしかった…。

キイトルーダってなに?

闘病ブログ②と③で触れていたキイトルーダ
抗がん剤と一緒にずっと投薬していました。

キイトルーダがん免疫療法薬(免疫チェックポイント阻害薬)で

①がん細胞に“そこにいるよ”と免疫細胞に知らせる
②体に本来備わっている免疫の力でがん細胞を攻撃

という薬です。

副作用①:ぶどう膜炎

まず現れたのが目の異常。

目が痛いなぁ…なんか視界が曇っているなぁ…と思ったら『ぶどう膜炎』になってしまっていました。
片目ですが、目が真っ赤になって、曇って見えないんです。

ぶどう膜炎で片目が曇って見えにくいイラスト

ぶどう膜炎は目の奥の炎症で、放っておくと視力低下や失明のリスクもある病気
早期治療できたおかげで赤みや視界の曇りは落ち着きましたが、
コンタクトの度数が-0.5低下(視力ダウン)しました。元々の視力が悪いだけに最悪です。

眼科では「ぶどう膜炎はよくぶり返すから、赤くなったらすぐまた来て」と言われ、再発の不安を抱えながらの生活に。
ですが、キイトルーダをやめてからは再発していません。治療も目薬を2週間さすだけでした。
担当医がいうには、キイトルーダでぶどう膜炎の副作用が出る確率は0.1%で極めてレアだそう。
そんなレア本当にいらない。どこまでついてないんだ…😢

副作用②:利き手の激痛…

ぶどう膜炎が落ち着いてきた頃、今度は右手の親指の付け根に激痛が。

・少し動かすだけで激痛
・ときどき指が勝手に上に反る
・咄嗟に動かしたときにくる激痛は思わず叫ぶほど

指の副作用 トリネガ乳がん

昔、指を骨折したことがあるのですが…その時と比べ物にならないくらい片手での生活がとても大変でした。

・調理全般
・皿洗い
・ペットボトルを開ける
・ゴミ袋を結ぶ

無理過ぎました…。
シャンプーやドライヤーも片手なのでしばらく、ちゃんとできてなかったと思います。
化粧水や美容液、乳液のフタあけるのも大変、お風呂がそう思うと一番大変でした。入らないわけにもいかないですし💧

家のことはすべてMONMONがやってくれました。抗がん剤中も家事を全部担ってくれて、本当に感謝しています。

手の検査結果

治療してる病院内の整形外科に通うことになりました。
こんなに痛いのに、検査では炎症なし
抗がん剤の副作用でしょうとのことでした。
5ヶ月間、毎日強い痛み止めを飲みました。

看護師さんがこんなに飲んで大丈夫なのか?と心配していましたが、
担当医は一生飲むわけではないので大丈夫!とのことでした。
飲んでいると痛みはマシなので、助かりました。

整形外科医
整形外科医

最終手段は手術があるから大丈夫

たまけもの
たまけもの

痛み止めの注射を
お願いします

整形外科医
整形外科医

癒着して手術が難しくなるから
無理です。
次で治らなければ専門医に
紹介しますね。

・・・で、結局治らないので

たまけもの
たまけもの

では…専門医
紹介してください。

整形外科医
整形外科医

県内にそんな人は
いないんです。

…もう本当にどういうこと?(怒)
県外でも可能と伝えても『どこに行っても痛み止め飲むくらいしか対処法ないです。』とのこと。

で、5カ月間ずーっと飲み続けていました。
強い痛み止めを飲んでいても、痛いものは痛いです。

そんな右手の激痛が、愛娘のレオンちゃんが旅立った日にふと消えたんです。
毎日痛がっていたのを、レオンちゃんが見ていてくれたのかな…と思うと今でも涙が止まりません。

副作用③:まぶたの不調

これまた、手と同じ期間に両まぶたが腫れるという副作用が…。
出かけるときは二重にするアイプチが必須になっていました。

色々な種類があるので迷った挙句、昭和55年に発売したという長い歴史を持つコージーアイトークのアイプチを購入しました。

痛みはなかったのですが、腫れて膨らんでいました。見た目がよろしくないので、気になる副作用でした。
塩分やお酒の影響か?と思いそちらも控えていましたが…微塵も良くなりませんでした。

担当医に相談しても、『まぶたは聞いたことないなぁ。でもどんな副作用が起きてもおかしくないからなぁ…。』とのことでした。

手もですが、このまぶたの腫れも不思議とレオンちゃんが旅立ってから急に治りました…。毎日泣いていたのに不思議です。

副作用④:歯の不調

これは抗がん剤時からなのですが、免疫力低下の影響みたいです。
奥歯が痛いので、虫歯の検査に行っても異常なし
一週間くらい痛み出たと思ったら、痛みが消える…みたいなことを、抗がん剤中に何度か経験していました。
しかし、この目と手とまぶたがやられてる時期についに異変が。

痛くなっていた歯の生えている歯茎にニキビみたいなのが出現…!
免疫力が低下すると、神経の奥でばい菌の巣ができるそうです。

『中で歯の根元(?)が、もし折れていたら抜歯からのインプラントです。』と言われていたので、かなり憂鬱でしたが無事だったみたいです。
折れずに堪えてくれた歯に感謝です…!!(;∀;)

たまけものは寝るときに食いしばりがひどいので…その際に亀裂が入って、そこからばい菌が入ったのではないか。と推測されていました。
奥歯が次々に不調になったので、全部で3本…。痛みの検査からスタートすると歯医者にも一年近くお世話になりました。

キイトルーダの投薬中止・仕事は?

癌がなければ、健康な細胞を攻撃するのでキイトルーダの副作用だとしても頷けます。
主治医判断でキイトルーダは1回目で中止になりました。

今思えば、治療期間は当初「半年くらい」と言われていましたが、

・抗がん剤    約6ヶ月
・手術・放射線  約2ヶ月
・キイトルーダ  約9ヶ月

合わせて約1年半の闘病生活。全然半年違うし!

トリプルネガティブ乳がんでは、ここまでが治療の一連の流れになることも多いようです。

お仕事されている人は、休職期間悩みますよね…。副作用も人それぞれですし。

たまけものの場合は、職場に治療の開始時に聞いていた通りに「治療期間は半年ほど」と伝えていました。ですが、半年なんて全然無理でした。結果としては、長引いたのもあり解雇になりました。

ちょうど目・手・まぶた・歯とやられていた時期なので、復帰なんてとてもじゃないけど無理。
予定していた半年よりも長く、9ヶ月在籍させてもらえて、毎日通院の放射線治療が終わるまでは待っていただけてたのは有難かったです。

幸いにもキイトルーダも副作用のため中止となっていたため、CVポートの抜去手術も、保険証の使用期限までに担当医が間に合わせてくださいました。

思えば、副作用と職場のことも重なって忙しかったのが、ちょうど去年の今頃でした。

ジョウゴとボンド

文字が多いので、休憩がてらにボンドと漏瑚。瞳が似てるような…👀💗

CVポート抜去手術と、その頃の思い出

投薬のためのCVポートですので、キイトルーダが中止となれば除去してOK!
サヨナラCVポート。

本来は1泊入院を勧められていましたが、日帰りで対応してもらいました。
手術時間は短く、あっという間に終わった印象です。

病院では1食だけ食事が出ましたが、ビーフカレーの予定が×と表記され、まさかの煮物に変更されていて…
そのことを、家族LINEで愚痴っておりました。

術後は腕を上げにくく、しばらく違和感と痛みがありましたが、
春に受けた胸の手術のほうが痛かったようで、担当医が『縫った糸が飛び出てきてるかも?もっと出てきたら切るわ~』と言っていたそう。
煮物に引き続き、ダブルで吹き出しました😓

CVポートの跡は今でも3cmほどの傷痕としてくっきり残っています😢
治りをよくするために『アトファイン』をずっと貼っていたのですが…

手術後・帝王切開の跡も消えるというアトファイン。1~4㎝の傷に対応のSサイズを使用していました。

鎖骨の下なので、服選びの際に考慮しないといけなくなり…少し気になってしまう日々です。

あとがき

そんなこんなで抗がん剤治療後の半年は病院の乳腺外科・整形外科・放射線の病院・眼科・歯医者と病院三昧でしたが、乗り越えました。
長年、病院とは無縁の健康生活だったのがまさに一変し、今でもどこか現実味がないです。

次回のブログでは、「治療終了から1年経った今」の心と体の変化や日常について、率直に綴ってみたいと思います。
副作用の影響や不安が完全になくなるわけではありませんが、少しずつ前向きに過ごせるようになってきた今だからこそ、伝えられることがあると思います。

ここまで読んでくださった皆さま、本当にありがとうございました。
現在治療中の方、そのご家族や周囲の方にとって、少しでも参考になったり、寄り添うヒントになれば幸いです。

🔸このブログシリーズをまとめて読む

①【検査・告知編】トリプルネガティブ乳がん発覚から治療開始まで

②【抗がん剤前編】パクリタキセル・カルボプラチン編

③【抗がん剤後編】エピルビシン・エンドキサン・ジーラスタ副作用編

④【手術・放射線編】部分切除と放射線治療のリアル

⑤【副作用・後遺症編】←この記事

このブログは普段、ボストンテリア犬のボンド、フトアゴヒゲトカゲのレオン、そして時々スコティッシュフォールドのミカエルとのんびりと暮らしている日常とYouTube動画をまったり更新しているゆる~い雑記ブログです。

最後まで読んでくださり有難う御座いました!
以上、【トリネガ乳がん】手術と放射線が終わった後にも副作用?!リアル闘病記録でした!

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